
話題の画像生成 - Midjourneyで自分好みの画像を作ろう!
📑 目次
こんにちは、KnowHack (ノウハック) 管理人です。
AI 画像生成ツールの中でも特に話題を集めているのが Midjourney です。
これまでは主に Discord 上でコマンドを入力してイラストを生成していましたが、最近は Web 版 も公開され、より手軽に画像生成を楽しめるようになりました!
今回は、そんな Midjourney の新しい Web サービスを中心にご紹介しつつ、登録方法やプランの選び方、そして画像生成をより楽しむためのポイントをまとめていきます。
Midjourney の Web 版とは
Midjourney は、テキストプロンプト(文章)を入力するだけで画像生成してくれるサービスです。
Discord の専用チャンネルでコマンド(/imagine prompt: ...
)を入力するスタイルが有名ですが、ついに 公式サイトから直接利用できる Web 版 も登場しました!
Web 版ならではの魅力
- ブラウザから直接画像生成できる
Discord のアカウントがなくても利用可能に。
- 履歴やギャラリーが見やすい
過去の生成物をダッシュボードで簡単に振り返れる。
- 感覚的に操作しやすい
コマンドを覚えなくても、ボタン操作で Upscale やバリエーション生成が可能。
Midjourneyで生成した画像は↓
Midjourney のトップページ
下の画像が、Midjourney Web 版のトップページです。かっこいいですね。

登録方法
1. アカウント作成
Web 版を利用するために、まずはアカウント登録を行います。
https://www.midjourney.com/home
「Sign In」ボタンをクリックすると、Google アカウントや Midjourney アカウントを作成してログインする画面が表示されます。

- Google アカウント または Midjourney アカウント を選択
- 登録を完了すると、Web 上のダッシュボードにアクセスできるように
2. プランを選ぶ
Midjourney で画像を生成するためには有料プランの加入が必要になっています。以下のような月額制プランが用意されています(※2025年1月時点)。
Basic Plan
- $10 / 月(税抜)
- 限定的な生成回数 (約 200 回 / 月)
- 一般的な商用利用ルール
- クレジットの追加購入(トップアップ)オプションあり
- 3 並列の高速ジョブ
- (Midjourney Editor は年額プランのみに対応)
Standard Plan
- $30 / 月(税抜)
- 15 時間分の高速生成
- 一般的な商用利用ルール
- クレジットの追加購入(トップアップ)オプションあり
- 3 並列の高速ジョブ
- 無制限のリラックス生成 (Relaxed mode)
- (Midjourney Editor は年額プランのみに対応)
Pro Plan
- $60 / 月(税抜)
- 30 時間分の高速生成
- 一般的な商用利用ルール
- クレジットの追加購入(トップアップ)オプションあり
- 12 並列の高速ジョブ
- 無制限のリラックス生成 (Relaxed mode)
- ステルスモード (非公開生成)
- (Midjourney Editor は年額プランのみに対応)
ポイント
- Basic はお試し感覚で始めたい人向けでまずはこのプランでOK
- Standard は月々のコスパと利用回数のバランスを重視する人向け
- Pro はヘビーユーザー向け。たくさん生成する方やプロジェクト単位で利用する方に最適
- いずれのプランも、画像の商用利用は可能(ただし利用規約を必ずご確認ください)
- Midjourney Editor(アップロードした画像を編集したり生成の要素に組み込む機能)は、年額プランのみに対応しているので注意
実際に画像を生成してみよう
アカウントを作成&ログインすると、ダッシュボードに プロンプト入力 の画面が表示されます。(以下画像中央上部の入力欄)

1. プロンプト入力
日本語には対応していないようで、英語での入力が必要です。(プロンプト作成のコツは後述)
例:
A whimsical fantasy castle on floating islands, epic matte painting style, warm sunset lighting --ar 16:9
入力欄右側にある設定アイコンを押すと画像サイズや生成する際の調整ができます。

画像を生成する際に使える便利な設定をご紹介します!
Image Size(画像サイズ)
- 1:1 (正方形)をベースに選択可能
- Portrait(縦長)/ Square(正方形)/ Landscape(横長)から選択
- スライダーで微調整も可能
Aesthetics(美的設定)
- Stylization(スタイル化): スライダーで調整可能
- AIがどれだけ「アート風」に仕上げるかを調整できます
- 低め → 写真みたいにリアルな仕上がり
- 高め → より絵画っぽい芸術的な仕上がり
- 例:建物を生成する時、低めだと実際の建築写真風に、高めだとファンタジーな雰囲気に
- Weirdness(独特さ): スライダーで調整可能
- 画像をどれだけ面白く・変わった感じにするかの設定
- 普通の写真じゃ物足りない!という時に使うと◎
- 値を上げれば上げるほど、予想外の楽しい要素が増えます
- Variety(バリエーション): スライダーで調整可能
- 画像の「予測できなさ」を調整
- 低め → 安定した、狙い通りの画像が作れる
- 高め → 毎回違う感じの、意外性のある画像に
- 同じお題でも色んなパターンを試したい時は高めに
Model(モデル設定)
- Mode: Standard / Raw から選択可能
- Standard(標準):普通の設定
- Raw(生):より写真っぽく、映画のワンシーンみたいな仕上がりに
- キャラクターを作る時はRawの方が可愛く仕上がりやすい!
- Version: 6.1(最新バージョン)
- Personalize: Unlock Personalizationオプションあり
Speed(生成速度)
- Relax / Fast / Turbo から選択可能
- Relax:ゆっくり生成(使用時間を節約できる・基本プランは使えません)
- Fast:普通の速さ(標準設定)
- Turbo:超高速(ただし使用時間が2倍かかります)
- 選択したプランによって利用可能なオプションが変わります
これらの設定は、使いながら少しずつ試してみるのがおすすめです。自分の好みに合わせて調整してみてください!
例えば、
- 写真風の風景が欲しい → スタイル化を低めに
- ファンタジックな雰囲気にしたい → スタイル化を高めに
- かわいいキャラクターを作りたい → Rawモードを選択
まずは標準設定で試してみて、そこから少しずつ調整していくのがコツです!
2. 生成結果を待つ
数十秒〜数分後に、4つの候補画像がサムネイルで表示されます。
3. 生成後の画像調整
画像が生成されたら、以下の機能を使って更にブラッシュアップできます。

バリエーション作成(Vary)
- 気に入った画像のテイストを活かしながら、少し違う表現を試せます
- Subtle(控えめ):ほんの少しだけ変化をつける
- Strong(大胆):同じ雰囲気を保ちながら、より大きな変化を加える
高解像度化(Upscale)
- 画像を大きくキレイに仕上げる機能
- SNSでのシェアや印刷に適した大きさに
- より細かいディテールまで表現されます
その他の便利機能(More options)
- Rerun:同じプロンプトでもう一度生成
- Editor:画像の特定の部分を編集(年額プラン限定)
プロンプトの再利用(Use in prompt)
- Image:画像をプロンプトの参考として使用
- Style:画像の雰囲気やスタイルを次回に活用
- Prompt:使用したプロンプトをコピーして再利用
使い方のコツ
- まずは基本の画像を生成
- 気に入った部分があれば「Vary」で微調整
- 最終的に使いたい画像が決まったら「Upscale」で高解像度に
- 同じテイストで別の画像を作りたい時は「Style」を活用
この順番で調整していくと、より理想的な画像に近づけることができます!
Tips: プロンプト作成のコツ
- ChatGPTなどの生成AIを活用する
プロンプト自体を生成AIに出力してもらいましょう。Midjourneyで画像生成したいことを伝えて、生成したいイメージを細かく伝えるのがおすすめ。 - 詳細な描写を加える
例:vibrant color palette, cyberpunk, neon lights, dystopian cityscape
など、具体的な言葉でイメージを伝えよう。 - スタイル指定
--ar 16:9
(アスペクト比)、--v 5
(バージョン指定)などを使ってカスタマイズ。 - 否定の要素を入れる
--no <要素>
で不要なモチーフを省ける。 - 参考画像のアップロード
年額プランで利用可能な Midjourney Editor を活用すれば、写真やイラストをアップロードして、それをヒントに AI 生成させることも可能。
プロンプトをAIで作ることについてはこちらの記事も参考にしてみてください。
使用上の注意点
- 利用規約・著作権の確認
生成物の権利は基本的にユーザーのものになりますが、商用利用や大規模キャンペーン等での利用をする際は、公式の規約をよくチェックしましょう。 - 利用料金
月額プランは使い方に応じて更新・アップグレードが可能。クレジットの消費ペースを確認しながら適切なプランを選ぶのがポイントです。 - 不適切な表現
公序良俗に反する表現や、第三者の権利侵害となるような画像を生成しないよう注意しましょう。
まとめ
Midjourney は AI 画像生成ツールの中でも圧倒的な描写力やクオリティ で人気を博していますが、Web 版 のローンチにより、より多くの方が直感的にアクセスできるようになりました。
登録から画像生成まで非常にシンプルで、ほんの数分あれば最初の 1 枚を作成できます。
ブログ用のアイキャッチ、SNS 投稿のビジュアル、プレゼン資料用の挿絵など、使い道は無限大。プランも Basic / Standard / Pro が用意されているので、自分に合った形で導入してみてください!
それでは、次回もお楽しみに!
KnowHack (ノウハック) 管理人でした。